秘密保護法に、「国民の知る権利」および戦前の歴史から反対

中国や韓国から「歴史から学べ」と言われることには不快感を覚える。「あなた方こそ学べ」とお返ししたい。しかし、日本国民として政治家には改めて「もっと歴史を学べ」と言いたい▼戦前の日本。国民は最終的には戦争に巻き込まれ有史以来の惨劇を味わった。その最大のきっかけとなったのが治安維持法だ▼国民監視および言論の自由弾圧のよりどころになり、特高や憲兵が暗躍、国民の自由を奪った。制定後わずか20年でその国は戦争に敗れ、実質的に滅んだ▼安倍政権が今、特別秘密保護法の制定を目指す。すでに衆議院を通過、参議院で可決されれば施行される。治安維持法に似ており、国民弾圧の道具になる可能性が高い▼当時と時代が変わり、同じ轍(てつ)を踏むことはないと自信を持っているようだが、いつしかそのような思いは霧散、法律強化へ進むことは必至▼国民が権力の影におびえ、自由な活動が出来なくなる時代が見えてくる。そして、その国の行きつく先も見える▼立法の背景は国家機密の漏えいにある。問題には違いない。だからといって、新法で国民の自由や知る権利を奪ってしまえば、その国はおしまいが近い