お節介ながら、中国のあしたを懸念する

 資本主義者は金の力で、共産主義者は思想で世界制覇、統一を試みた。いずれも覇権主義、帝国主義、独裁主義に陥り成功しなかった▼中国はいま、GDP世界第2の大国になり自信をつけ、世界制覇、統一といった病魔に侵されはじめたようだ。1990年代からの経済的台頭、ここ数年の軍拡を背景にした対外政策を見れば、歴史の教科書にある帝国主義の道をまっしぐらだ▼要らぬお節介かもしれないが、中国のあしたを心配する。このような動きをした国の行き着く先に待っているのは滅亡しかない。近くにはソ連滅亡の例がある。その瞬間は案外あっけなかった。しかし、そこに至るまで多くの無辜の血が流されたことは間違いのない事実▼中国では王朝交代を繰り返して、今日の中華人民共和国が生まれた。社会主義を標榜するが、外国人の我々から見ると、国名が異なるぐらいで過去に存在した王朝と何ら変わらない▼皇帝は王朝の永続を願ったが、誰一人としてかなわなかった。軍事力を伴う拡張主義、覇権主義の果てには国力の疲弊が待つのみ。疲弊は、内乱勃発にもつながる▼中国の国家指導部に申し上げたい。もっと歴史から学ばれんことを…