マスコミがおかしい 外交中心に国民を煽り過ぎ もっと冷静な目を

 日中、日韓の関係は戦後最悪に。利害が一致しないことが原因だが、本来最も仲良くしなければならない隣人だ。国家間の利害はいつも一致するとは限らず、衝突することもある。それをうまく収めるのが主権者たる国民が政府に預託した仕事だ▼にもかかわらず、3国とも政府が先頭に立って、国民に相手国の嫌悪感を植え付け、煽り、罵るといった嫌がらせの応酬を繰り返す。わざと緊張感を高めているようにしか見えない▼さらに一部マスコミの扇動も目につく。新聞スタンドに貼ってあって否応なく目に入ってくる夕刊紙や週刊誌のチラシ。最近では毎日のように、戦争でも始まったかのような文言が並ぶ。読者を戦争に駆り立てるため、挑発しているようなものだ▼夕刊紙などだけではなく、マスコミ全体がおかしくなりつつある。テレビは全局、世界で生活する日本人や活躍する日本人を取り上げ、民族意識の高揚を煽る。インターネットはいまや民族の優位性や自慢の戦場に化している。他民族より優れた民族は存在しないし、劣った民族も存在しない▼政府は国民を扇動するのをやめるべきだ。マスコミも政府の尻馬に乗って国民を煽るべきではない。